自転速度は気候に影響するか?
チャットに書いたことをそのまま日記にも書くインチキ更新。
私がよく行くチャットの話。独り言掲示板みたいになっているけど。
秋だというのに暑いねえ、という話だった。
そこへ、
というようなことを書き込んだ人がいた。
北極と南極に巨大なおもりをつければ、地球の自転速度が速くなります。
ここまでは本当。
自転速度が速くなれば昼が短くなるから涼しくなるんじゃないかなあ?
そこで私は、
と返した。
夜も短くなるから、涼しくはならないんじゃないですか?
その後、他の人も巻き込んで、
温度が上がらないのだから冷える時間が短くても大丈夫
とか、
地球全体の温度差がなくなるのでは」
などのやり取りがあった模様。
たとえ自転速度がいまの10倍になったとしても、地球が24時間あたりで太陽から受け取る熱量は一定のはず。さらには地上の任意の地点において、24時間あたりの総日照時間や太陽の南中高度なんかも不変だから、どの緯度にある地点であっても24時間あたりで受ける熱量はいまと同じはず。
だから地上のどの地点であっても、一日の平均気温は地球の自転速度によらず一定となる。空気の対流による風とかの影響を考えなければ。
とここまで考えたところで、昼の時間が短くなれば、昼間の最高気温は低くなる、つまり涼しくなることに気づいた。
なんだよー、涼しくなるんじゃないかよー。
「涼しくはならないんじゃないですか」って書いちゃったよー。
それはそうと、風の影響を考えたらどうなるのか、がわからないので、google:自転速度 気候で検索してみた。
トンデモなサイトがいっぱい引っかかった。とりあえず、自転速度が短期間で変化していたり、自転速度の変化を地震と結び付けていたり、「ポールシフト」とか「ヴェリコフスキー」とかの単語が含まれているサイトの情報は信用しないほうがいいだろう。
そんな中で、http://www.city.katsushika.tokyo.jp/museum/index.htmlに面白い記事(http://www.city.katsushika.tokyo.jp/museum/semi007-j.html)が。
この記事の「月の役割(地球−月の潮汐相互作用)」の項によると、月が存在しないと、地球は4〜5時間で一回転してしまうのだそうだ。そして、自転の速度が4時間になると、地上にはものすごい風が吹くらしい。「風の影響」どころじゃなくて、むしろ風にものすごい影響が出てる。
というわけで、結論としては、「自転速度が速くなると、大嵐が吹き荒れる」。
…正しいのか?