引用するだけ日記

蘭学事始』の中で語られている『解体新書』翻訳時のエピソードのひとつに、「鼻の所に『フルヘッヘンド』という語があったが意味がわからず、しばらく考えて『堆い(うずたかい)』のことだと判明した」というものがある。有名な話であり、歴史の教科書にしばしば取り上げられている。

しかし、『解体新書』の原書『ターヘル・アナトミア』の「鼻」の部分には、フルヘッヘンドの単語はない。このことにより、『蘭学事始』の真実性を疑う声もある。

だが「胸」の章に、乳の形状の説明としてフルヘッヘンドの単語がある。

オチがいい。
どうでもいいけど「フンフルヘッド」とおぼえ間違えていた。