ライブドアの株主総会

ライブドア株主総会受付

カテゴリが散歩ってのはおかしいかな。
ライブドア株主総会に行ってきました。
株主総会というものに行くのはこれが初めてです。
ライブドア株は一株だけ持っています。買った時に比べて2倍ぐらいの値段になっているのですが、350円が700円になっただけなので、ぜんぜんうれしくありません。儲けよりも今日の交通費のほうが高いし。
 
 
場所は高輪プリンスホテルで、13時から。
なぜか今朝まで、開催日時を「六本木ヒルズで16時から」と勘違いしていたため、現地に着いたのは13時ぎりぎり。
すごい量の人。受付で渡された整理札には4000番台の数字が書かれているし。

 
13時06分入場。
もう人がいっぱいだったので、第2会場に案内される。大画面でほりえもんがなんか喋っている。隣の部屋=第一会場の壇上にいるようですね。。なんか喋ってるっていうか、招集通知の概要を説明しているんですね。私は来る途中の電車で読んできたのでバッチリですよ。(何が)
開始直後の広い広い第二会場は私も含めて立見の人でいっぱいで、かなりの熱気。なんか前のほうで老人が倒れて室外に運び出されていたようです。熱気にやられたのでしょうか。

 
13時20分ごろから質疑応答開始。これが15時過ぎまでかかる。
質問者の多くは、60歳代前後か、それ以上が多いような。
株主総会の質問者は、国会答弁並みに声を張らなくてはいけないものらしい。国会答弁並みに質問の前置きが長い人が多くて少しうんざり。質問を行う際には自己紹介を行わないと失礼と考えてのことだろうが、「オンザエッジの時代より応援させていただいていましたが」とか「今年も堀江さんに期待して買い増しさせていただきましたが」とか、そんな前置きはいらないし。そんな前置きを言うと、続けて「(質問者)今後とも期待しております」「(堀江社長)ありがとうございます」「(質問者)ところで質問ですが、3点ございまして・・・」とかいうやり取りが増えて、時間が押してくるし。

 
質問内容は主に配当について。取締役会側の提案は、本年も配当を行わないというもの(1号議案)。これに対して、株主提案で、一株あたり2円配当という案が(7号議案)。
一人目の質問者が、いきなり、配当議案を出した株主に説明をさせるように経営者側(ほりえもん)に求める。堀江社長の「提案者の方、いらっしゃいませんか」の呼びかけに応えて、提案者が「そろそろ配当の時期では云々」と説明。対して社長が「まだまだ成長の時期で資金が必要云々」と、招集通知に書かれている内容をもういちど繰り返す。
一発目の質問として、あまりに適切だったが、質問者と発案者は事前に示し合わせていたのではないのようだ。
質問者が「大株主の提案でもないのに採用していただいてありがとうございます」と社長に言っていたが、発案者は「6ヶ月前から300個以上の議決権を持っていたため、商法上の権利に則って提案させていただきました」と苦笑していたのだから。
(ちなみに、ライブドアの場合、議決権1個は一株=約750円。300個だと約23万円になる。ライブドア以外の上場企業では、一単元が安くても数万円〜数十万円のため、議決権300個を集めようとするとライブドアの場合の100倍以上、何千万円が必要となる。)
その後もなんどか配当を求める質問が。質問というより意見か?
 
そのほかの質問はこんな感じ。
 
(質問者)私の記憶が確かならば、今回の株主提案を一度否決すると、商法上、その後何年かは同じ内容の株主提案を経営者側が却下することが可能になってしまうのではなかったでしょうか?
堀江社長)商法のその規定は、配当議案には適用されません。来年も提案がなされれば、議案として採用します。
(コメント:私も質問者と同じ勘違いをしていました。)
 
(質問者)配当でなくても、何株以上の株主にロゴ入りのグッズを配るのはどうでしょう。ロゴ入りのスカーフとかあれば、宣伝のため喜んで身につけますよ。
堀江社長)貴重なご意見ありがとうございます。ロゴ入りのグッズは、今日はボールペンぐらいしか配っていません。
(コメント:私は身に着けません。)
 
 
(質問者)配当は必要ありませんが、株主の利益のために株式分割をする予定はありませんか。
堀江社長)そもそも株式分割で株価が上がる、という話には根拠はなく、迷信の類であると思っています。当社は、一般の方に株を取得していただき、多くの方に応援していただくことができるよう、これまで十分割百分割を行ってきました。しかし現在、当社の株式1単位は十分に安価であり、これ以上の分割は保管振替料等の関係で、かえって非効率になると考えています。
(コメント:とは言っても、ライブドアは、「株式分割を行うとなぜか株価が上がる」という現象を利用してきた節があるそうです。詳しくは知りませんが。)
 
 
(質問者)悪いイメージの払拭のためには、配当に限らず、株主を大事にしているという姿勢を見せる必要があるのでは。
堀江社長)以前の総会で「株主にお茶も出さないのか」と言われたので、本日はお茶を配っています。(ほかにもいろいろ答えていたはずだが思い出せない)
(コメント:おーいお茶の200ミリパック。私が着いた時点ではすでに品切れだったようで、いただけませんでした。)
 
 
(質問者)フジテレビの株主総会に行ったがひどかった。フジが大株主としてライブドアの経営に関わるのが許せない。
堀江社長)株の保有は、当社ではなく保有されている会社の問題では。
(質問者)株をフジテレビに第三者割当したのは当社では。
堀江社長)フジが許せないというのは、あなたの好き嫌いの問題になっていますよね。提携事業についてのご質問ならば、後ほど行われる事業説明会で、フジから社外取締役として来られる予定の山田さんにご質問ください。
(コメント:質問時点では選任決議の直前のため、山田氏はまだ取締役ではないので、雛壇の下で待機されていたはず。事業説明会で追加の質問はなかったと思うが、こちらもよく憶えていない)
 
 
(質問者)株式を持っている役員と持っていない役員がいらっしゃるようですが。
堀江社長)すべての役員が役員持株会に入っています。招集通知に書いてあるのは個人保有の株式のみです。
(コメント:それにしても、社長は突出して株を持っている。全体の17.25%て。)
 
 
役員が壇上にいっぱいいるのに、なぜか社長が一人で答え続ける。
総会は経営者にとって大変なことだと思った。
ていうか、社長、さすがに辛抱強いな。
 
 
そして最後の質問者。
 
 
(質問者)社長は株主の利益を無視して自己の利益を図っている。社長としてふさわしくない。
堀江社長)私自身、大株主ですので、株主の利益に反することは行いません。
      そのような目で見られていると考えると、非常に悲しいです(すこし涙ぐむ)
(コメント:涙もろいな〜。それはそうと堀江社長の語り口には、たしかに魅力があると思う。)
 
そして、社長が涙ぐんだまま15時20分ごろに決議突入。どの株主総会もそうなのだろうが、拍手のみの適当な決議。ほとんどの議決権は事前に郵送またはインターネットで行使されているのだろう。今までの質疑応答の意義は一体。株主が経営陣および他の株主に意見を伝えるためのものなのだろうか。
 
 
15時30分から休憩。総会と同時に即売会を行っているようで、別室でライブドアデパート加盟店舗から何店舗も出店している。お酢の試飲には人だかりができており、TBSの取材カメラが。お酢を諦めて別の店でお茶を試飲。福引もやっていたが、私はハズレ。参加賞としてライブドアオート(旧社名:ジャック)の五万円割引券をいただく。多分使わない。
会場には明日から放映されるライブドアオートのCMが流れている。堀江社長が踊っている。息が上がっている。26日から放映なのにサンタ服を着ている。
 
 
休憩を挟んで16時15分から事業説明会。本来は15時30分開始のはず。
説明のあとはまた質疑応答。
社長が一人で答えていた総会と違い、各事業担当の役員が交代で質疑に答えて、なかなかいい感じ。でも私は疲れたからあまり聞いていない。
終わったのは18時30分でした。